第52回 桐朋学園院内コンサートが開催されました

作成日時:2012年04月09日

 桐朋学園大学音楽学部学生による院内コンサートが4月7日(土)午後、当院外来棟1階の待合いホールで開かれ、入院患者さんや付き添いの家族など130人が心癒される管楽器の演奏に耳を傾けました。

 院内コンサートは桐朋学園大学(調布・仙川)のご厚意で1999年から毎年4回行われており、24年度最初で52回目となる今回はフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンの管楽器による演奏が行われました。

 

 コンサートは最初に、「日本の春」をテーマに「春が来た」「春の小川」「鯉のぼり」「茶摘み」がメドレーで演奏され、春の訪れを耳で満喫しました。
 このあと、映画「魔女の宅急便」より「海の見える街」などジブリ作品の3曲が、次いで美空ひばりさんが歌った「愛燦々」「川の流れのように」の2曲が合奏され、最後にルフェーブル作曲の木管五重奏曲が披露されました。
 会場はこの日の演奏を待ち望んでいた入院患者さんや付き添いのご家族などで立ち見が出るほどの盛況ぶりで、美しい音色に目を閉じたりして聞き入り、アンコール曲の「故郷(ふるさと)」では演奏にあわせて口ずさむ姿も見られました。
 演奏の合間には5人のメンバーから5つの管楽器それぞれの紹介とその楽器の特長によく合った曲が披露され、「ファゴットの中には2本の管があり、これを伸ばすと2.5メートルにもなり、それで低音が出るのです」「ホルンは狩りの時に後ろの人たちに聞こえるようにするため大きなベルが後ろ向きについているのです」などといった興味深い説明や楽器それぞれの特長ある音色に会場から感嘆の声が上がっていました。

  

 閉演にあたり本学園の松田博青理事長から桐朋学園大学に謝辞があったのに対し、同大学の楢井正幸教授からは「演奏した学生たちの『一日も早い回復を願っています』というメッセージが伝わったとしたら嬉しく思います」と挨拶がありました。

 今回演奏していただいた桐朋学園大学音楽学部の皆さんは、フルートが武田樹さん、オーボエ:荒井豪さん、クラリネット:秋山菜穂子さん、ファゴット:守屋有紀さん、ホルン:谷絵里子さんでした。

 次回の院内コンサートは7月7日(土)を予定しています。