第53回 桐朋学園院内コンサートが開催されました

作成日時:2012年07月10日

 桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)の生徒さんによる院内コンサートが7月7日(土)、外来棟待合ホールにて開催されました。
このコンサートは1999年7月から毎年4回、桐朋学園のご厚意により行われています。
 第53回となる今回はヴァイオリン、チェロ、ピアノによる演奏が行われ、入院患者さんや付添いのご家族など約250名の方で会場は満席になりました。

 

 コンサートは、ヴァイオリンの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調フーガ(J.S.バッハ)から始まり、チェロの無伴奏チェロ組曲第6番プレリュード(J.S.バッハ)、ピアノのノクターン第17番ロ長調(F.ショパン)、超絶技巧練習曲集第12番「雪あらし」(F.リスト)へと続き、ヴァイオリンのレチタティーヴォとスケルツォ・カプリス(F.クライスラー)などが演奏され、それぞれの楽器の奏でる美しい音色に耳を傾けました。
 最後のピアノカルテットでは、モーツァルトのピアノ四重奏曲第1番ト短調が演奏され、ヴァイオリン2名、チェロ、ピアノの4名による美しい四重奏に会場中が魅了されました。アンコールでは「となりのトトロ」が披露され、馴染みの深い曲に会場から手拍子がおこり、全員で最後の曲を楽しみました。

 

 プログラムの終わりに、本学園の松田博青理事長より、桐朋学園の小柳理事長をはじめ関係者の皆様への謝辞が述べられ、また桐朋学園の小柳理事長からも、「若い高校生が持てる力を精一杯出し切って演奏しました。最後まで熱心にお聞きくださりありがとうございました」とお礼の言葉がありました。

 今回は高等学校音楽科の生徒さんの演奏でした。コンサート終了後、将来有望な若い演奏者の演奏に「すばらしい演奏で鳥肌が立つくらい感動しました」との声が、多数届けられました。

 次回の院内コンサートは10月13日(土)を予定しています。