第39回 桐朋学園 杏林大学病院内コンサート

作成日時:2008年12月24日

桐朋学園大学音楽部の学生によるコンサートが、12月20日(土)午後3時30分から午後4時30分まで、杏林大学病院外来棟1階の待合ロビーで行われました。 年に4回行われているコンサートですが、今年度の最後を締めくくるこの日は、90人ほどの患者さんやご家族の方があつまり演奏を楽しみました。 コンサートは村田恵子さん、港菜都子さん、岩村茜さん、本山小帆里さんの4人の打楽器専攻生による演奏で、2台のマリンバを中心に行われました。今年大ヒットした宮崎駿監督のアニメ『崖の上のポニョ』のテーマソングなどのジブリメドレーから始まり、ブギウギバージョンで演奏された熊蜂の飛行、世界的に有名なマリンバ奏者で桐朋学園打楽器専攻教授の安倍圭子氏 作曲の叙情的な『遥かな海』、コミカルな『タンブラン パラフレーズ』など10曲を演奏していただきました。 中には楽器を使わず、まるで踊っているかのようにリズミカルに手や膝などからだをたたいて音を出すボディーパーカッションを披露して観客を驚かせる場面や、歌とマリンバによる曲『when Angels will Be Free』では、冒頭に朗読された日本語訳に、患者さんが思わず涙をぬぐう場面もありました。今回も楽しく、美しい演奏により、患者さんやご家族を勇気づけてくれたコンサートになりました。 演奏後には、松田博青理事長が演奏者に感謝の意をこめて挨拶をしたあと、桐朋学園の山下明理事長、名誉理事長の千葉ひろし先生、平野和彦理事、打楽器専攻の佐野恭一教授を紹介し、あわせて年に4回開催していただいているこの院内コンサートへの協力に対し、お礼のことばを述べ今年度最後の院内コンサートを締めくくりました。