第41回 桐朋学園 杏林大学病院内コンサート

作成日時:2009年09月03日

桐朋学園大学音楽学部による院内コンサートが8月22日(土)午後3時30分から杏林大学病院外来棟一階待合ロビーで開催されました。 当コンサートは桐朋学園のご協力のもと、年4回開催しているもので毎回趣向を凝らした演奏をご提供いただいております。 今回はピアノ名曲集と題し、皆さんがよくご存知の名曲から選りすぐりの曲を演奏していただきました。 演奏はソリスト・ディプロマ3年佐藤奏夢さんと玉置善己音楽学部学部長の連弾によるベートーベンの交響曲第5番『運命』で始まりました。独特のフレーズによるタッチと音色に、場内の空気が引き締まりました。 続いて、佐藤奏夢さんのソロによるモーツアルトの『トルコ行進曲』、ベートーベンの『熱情』。また、ショパンの作品から『華麗なる円舞曲』等4曲が演奏され、映画『戦場のピアニスト』の挿入曲、『ノクターン』を演奏、映画の一場面が思い起こされました。指の動きがとても複雑で難しい曲と紹介された、リスト作曲『ラ・カンパネラ』に続き、シューベルトの『軍隊行進曲』、ウェーバーの『舞踏への勧誘』では再び連弾での演奏を披露くださいました。 プログラム最後のリスト作曲『ハンガリー狂詩曲』の演奏が終了した時点で、杏林学園松田理事長からアンコールをお願いし、来場者からの大きな賛同のもと、ブラームスの『ハンガリー舞曲』第5番を連弾でお応えいただきました。更にもう一曲お応えくださり、玉置善己学部長がベートーベン作曲ピアノソナタ第14番『月光』を演奏してくださいました。  当日は残暑が厳しく、大変蒸し暑い午後でしたが、外来棟ロビーには初秋の風が吹き渡るかのような澄んだピアノの音色が響き亘り、心安らぐ演奏を堪能させていただきました。 また、桐朋学園内では聴くことができない玉置学部長のピアノ演奏を聴けるとのことで桐朋学園からも学生さんが多数ご来院下さり、お子様から花束の贈呈もありました。 最後に松田理事長から、素晴らしい演奏への賛辞と御礼の言葉を述べられコンサートが終了しました。 次回は10月10日(土)を予定しております。皆様のご来場を心よりお待ちしております。                               病院 庶務課