病院・診療科について病院長からのメッセージ

 杏林大学医学部付属病院は、多摩地域唯一の大学医学部付属病院の本院であり、高度急性期病院として高度な医療の提供及び開発・評価、研修を行う能力を有する特定機能病院です。  当院の高度救命救急センターは、都内に4つある高度救命救急センターの1つであり、東京都の人口の3分の1を占める多摩地域をカバーしており、東京都ドクターヘリ事業の基幹病院にもなっております。また、救急総合診療科はじめ、総合周産期母子医療センター、脳卒中センターなど専門領域の救急にも24時間体制で対応しております。一方、難治性の慢性疾患や高度先進医療にも各診療科の専門医が最新の医療を提供しております。令和4年度前半には中央手術室をハイブリッド手術室を含めて増室しましたので、ロボット支援手術や高難度の手術をはじめ多彩なニーズにこたえる体制をこれからも充実させてまいります。近年は高齢の患者さんや併発症を有しておられる患者さんが多くなっておりますが、当院は各領域の専門医が連携しながら診療する体制になっておりますので、安心して治療を受けていただけます。詳細は各科のホームページを参照していただきたいと存じます。
 これまでも地域における医療連携を積極的に実践してまいりましたが、今後も地域医療を守るという観点から、近隣の医療機関との役割分担と連携をより一層進めて、患者さんと医療機関から信頼される地域に根差した病院にしたいと考えております。
 当院の理念は「あたたかい心のかよう、良質な医療を患者さんに提供します」です。この理念を実践するために、全職員が一丸となり取り組んでまいります。
 皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

杏林大学医学部付属病院
病院長 近藤 晴彦