大切な人との思い出を絵に
「エピソーディングアート」展を開催

作成日時:2016年05月02日

 第2病棟のギャラリーアートスペースでは、5月2日(月)からオイルパステルを用いて「チョークアート」と呼ばれる技法で描いた絵画の作品展を開催しています。
 制作者の佐藤瑞香さんは、約6年前に夫が闘病した際に、病室に風景写真を飾ることによって夫本人の不安や苦痛を一時でも和らげることができ、自分自身も束の間の休息を得られ、救いになったという経験がありました。そこから、大切な家族との旅行の思い出や亡き人への想いをファンタジックに表現した「エピソーディングアート」と名付けた作品を制作し、病室に飾ることを思い立ち、2014年頃から各地の病院で作品展を行っています。
 今回当院では、ご本人の作品12点と主宰しているチョークアート教室の生徒さんの作品4点、合計16点の明るく、夢にあふれた作品が展示されています。佐藤さんは、「患者さんやその家族、両者を支える医療関係者の皆さんにぜひ見てもらいたいとの思いで描いています。皆さんの気持ちが一時でも安らげることを願っています」と話しています。
 展示会は、5月30日(月)まで開かれています(*日・祝日休み)。
 

              ホットケーキに乗って虹のトンネルをくぐり抜ける主人公

          

                右手が佐藤さん、教室の生徒の皆さんと