外来待合ホールに春の調べも 第72回院内コンサートを開催

作成日時:2017年04月10日

 桜咲きそろう4月8日(土)、桐朋学園大学音楽学部による第72回院内コンサートが当院外来棟の待合ホールで開かれ、入院患者さんなど90人がヴァイオリン、ヴィオラ、チェロによる弦楽四重奏に耳を傾けました。
 
 丸18年になる今回のコンサートは同学園の菊野凜太郎さん(大学1年)、東亮汰さん(高校3年)によるヴァイオリン、山本一輝さん(大学3年)によるヴィオラそれに香月麗さん(大学3年)によるチェロの演奏が行われ、この日を楽しみにしていた患者さんやお見舞いの家族など90人が待合ロビーを埋めました。
 曲目は、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジークより第1楽章」に始まり、ボロディンの「弦楽四重奏曲第2番より第1、第3楽章」、ラヴェルの「ヴァイオリンとチェロの為のソナタより第4楽章」、ヘンデル=ハルヴォルセンの「パッサカリア」、ハイドンの「弦楽四重奏曲第77番より第2楽章」と続いたあと、春にふさわしい「さくらさくら」「ふるさと」の唱歌がメドレーで披露されました。また、恒例となった松田博青理事長のリクエストに応えてさらに「春が来た」と本日の演奏曲の中から会場からのリクエストでモーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジークより第1楽章」の2曲が奏でられました。
 
 演奏の合間あい間にヴィオラの山本さんが曲にまつわるエピソードなどを紹介し、会場に集まった人たちは説明にうなずいたり、演奏にあわせて体でリズムをとったりして午後のひと時を楽しんでいました。
 
 次回の第73回院内コンサートは7月8日(土)を予定しています。