「描くことは生きる力、楽しい時間」院内ギャラリーで絵画展を開催

作成日時:2017年05月01日

 第2病棟1階のギャラリーアートスペースで、水彩絵の具や色鉛筆、クレヨンで描いた絵画展、「描くことは生きる力、楽しい時間」を5月1日(月)から開催しています。
 制作者である、愛知県のくすのき特別支援学校高等部2年生の花島愛弥さんは、小さな頃から大好きな動物の絵などを描いてきました。
 今回の展示では、小学1年生から高校2年生までに描いた、生き生きとした動物の絵画や絵をプリントしたバックなど、54点の作品を飾っています。
 この絵画展は、愛弥さんの父親である紀秀さんが、当院医師と同窓生であったことがきっかけで実現しました。
 父親の紀秀さんは、「重い知的障害のある自閉症の娘は、苦手なことや困難なことが沢山あります。その中で唯一、絵画は自分を自由に表現できる世界です。下書きをせず、消しゴムも使わない心のままを描いた作品は、本人の生きる力を象徴しています。気持ちの浮き沈みなどもある日常生活の中で、明るく楽しい絵を描くことが本人にとって癒しになっているのかもしれません。そんな作品が、見てくださる方々にとっても、癒しや気分転換になれたら嬉しいです」と語っています。
 絵画展は、5月31日(水)まで開催されています。


制作者の花島愛弥さん

世界で活躍の画家、松井守男さんから寄せられたエール