アイセンターの改修工事完了 外来・入院・手術室の連携向上

作成日時:2017年10月04日

 当院アイセンター(眼科)では、外来と病棟と外来手術室の連携向上を目指して、改修工事を進めてきましたが、このほど一連の工事が完了しました。これにより外来棟5階はすべてアイセンターとなり、9月27日(水)内覧会が行われました。
 改修後のアイセンターは、眼科の患者さんに配慮した作りがさまざま取り入れられています。多数の患者さんに対応すべく診察室が増加し、眼科検査の種類が多いため、関連した検査が円滑にできるように患者さんの導線を配慮した検査室が整備されました。一日100名を超える処置が安全にできるように処置室も広がりました。手すりの形や診察室番号の字の大きさやコントラストなどの掲示法も視覚障害者に配慮されています。小児眼科外来のために、子供たち用の待ち合いコーナーも新設されました。外来手術室には短期滞在用の術後観察室が増築され、高齢者などの外来手術の増加に備えました。


増設された診察室



快適な空間を目指した手術後観察室


          新設された病棟連携通路        配慮された案内板

 一連の改修が終了したことについて、アイセンターの平形明人教授は「大学病院で我が国では初めてアイセンターと称して20年近くになります。ますます進む高齢化社会では、視覚医療の充実はさらに求められます。他大学や政府が注目するようなアイセンターになるように、広く整備された施設を生かして、医師、看護師、検査員、事務員のチームワーク医療の発展に励みたいと思います。」と話しています。