国内唯一の心臓血管撮影装置 九州大学から視察に

作成日時:2017年11月29日

 不整脈の治療のひとつに、不整脈の原因となる組織を見つけて高周波を通電することにより不整脈根治を行うカテーテルアブレーションがあります。通常は透視を用いてカテーテル操作を行いますが、当院では日本で一台しかないMediGuideシステムを使用し、ほとんど透視を用いずに治療が可能です。このシステムは、イスラエルで軍事技術を応用して開発されたものです。カテーテル治療に従事する医師や治療を受ける患者さんの医療被曝を顕著に軽減します。
 11月28日に、九州大学病院血液・心血管内科の深田光敬助教や技師が当院を訪れ、循環器内科の副島京子教授らが行なう手術の様子を視察しました。
 深田助教らは、放射線などに制約を受けず、落ち着いて進められる手術に見入り、「実際に見てみると優れた点がよくわかった。自分たちの病院でも導入できればいいと思う」と感想を話していました。