会場を温かく包み込む合唱で今年最後の院内コンサートを開催

作成日時:2017年12月09日

 今年最後を飾る院内コンサートが12月9日(土)、外来棟の待合ホールで開催され、入院患者さんや付き添いの家族など100名以上が鑑賞しました。
 桐朋学園大学のご厚意で1999年から始まった院内コンサートは、今回で75回目を迎え、学部生と大学院生の計13名による合唱が披露されました。


 まず、学部生女子12名によるソプラノ、メゾソプラノ、アルトのアンサンブル合唱で、山田耕作作曲の「からたちの花」や岡野貞一作曲「ふるさと」など多くの人に親しまれている歌謡曲が披露されました。続いてカッチーニ、シューベルト作曲による2つの「アヴェ・マリア」の歌声が響くと、会場内は静謐な空気に包まれました。


 男性では唯一の出演者となった院生の菅原洋平さんが、バリトンで武満徹作曲の「ちいさな空」や賛美歌「アメージンググレース」を披露した後、ミュージカルマイフェアレディの「夜明けまで踊りたい」やヘンデル作曲「ハレルヤ」が流れると、胸踊るリズムに身体を合わせたり、手拍子したりする観客で会場は一気に華やかな雰囲気になりました。


 熱気が覚めやらぬ中で、本学園松田博青理事長がアンコールを送ると、歌劇メリーウィドウの「愛のワルツ」が男性1名、女性12名による混声合唱で披露され、最後の曲では、指揮者谷 茂樹教授の呼びかけで、「ふるさと」を観客と一緒に合唱しました。
 演奏会が終わると、松田理事長は桐朋学園へ長年に渡るご厚意へ謝辞を述べ、桐朋学園の合田 香高校部長からは、「観客の皆さんによって学生達も成長の機会をいただいています。言葉や音楽の持つ力を感じ取っていただけると嬉しいです。みなさんが健やかに新しい年を迎えられますように」とメッセージが送られました。

 来年の院内コンサートの日程は、春ごろホームページでお伝えします。


左:本学園 松田理事長  右:桐朋学園 合田高校部長