院内ギャラリーで「甲州道中平成延絵図」を展示

作成日時:2018年09月05日

 第2病棟ギャラリーアートスペースでは、9月1日(土)から「甲州道中平成延絵図」と題し、日本橋から下諏訪まで続く甲州道中(現甲州街道)を写生した絵巻物を展示しています。
 絵図の作者は三鷹市在住で、三鷹の歴史研究会会長を務める矢崎 篤さんです。歴史好きの矢崎さんは長野県茅野市の出身で、定年退職後、故郷まで続く甲州街道に興味を持ちました。これをきっかけに、江戸時代に道中奉行が作成したとされる「甲州道中分間延絵図」という地図を頼りに、約210kmの道のりを全て徒歩で調査しました。道中で撮影した写真は約3,000枚にも及び、何度も足を運び約6年半かけて完成させたということです。絵巻物は全長約25mにも及び、地名や建築物名などが細かく記されています。
 矢崎さんは「この甲州道中平成延絵図は、参勤交代の大名行列の通路であり、描いたと同じ風景を見ながら『下に下に』と進んだことなどを想像して描きました。展示を通じて皆様が経験された楽しい旅を思い出し、気分転換していただけたらと思います」と話しています。
 展示は9月29日(土)まで行われます。来院された際には、ぜひお立ち寄りください。

 
     始点の日本橋周辺         当院のある三鷹・新川周辺
 
     終点の諏訪大社            作者の矢崎さん