テノールと女声のアンサンブル 第79回院内コンサートを開催

作成日時:2018年12月27日

 12月22日(土)、桐朋学園大学音楽学部による今年最後を飾る院内コンサートが当院外来棟待合ホールで開催され、入院患者さんや付添いのご家族など約100名が鑑賞しました。
 79回目を迎えた今回のコンサートでは、声楽専攻の女子学部生15名とテノール歌手の中村祐哉さんによる合唱が披露されました。

 はじめに、声楽専攻生によるソプラノ、メゾソプラノ、アルトのアンサンブルで、源田俊一郎編曲の合唱曲「ふるさとの四季」が披露され、観客は懐かしい日本の曲を聴きながら四季折々の風景を思い浮かべ楽しみました。二曲目の星野富弘作詞「花に寄せて」では、車椅子の詩人のこころが洗われるような歌詞をしっとりと美しく歌い上げました。
 中村さんによる、越谷達之助作曲「初恋」、イタリアのナポリ民謡「O sole mio」が披露されると、その情熱的な歌声に思わず「ブラボー」と大きな歓声が上がりました。
 「きよしこの夜」などのクリスマスソングが流れると、会場は明るい雰囲気に包まれました。続いて、シューベルト作曲「アヴェ・マリア」、ヘンデル作曲「ハレルヤ」などの馴染み深い曲には、歌詞を口遊んだり、身体を揺らしたりして楽しむ観客の姿がみられました。
 後半には、男性1名対女性15名の掛け合いで、ヴェルディ作曲『椿姫』より「乾杯の歌」、レハール作曲『メリーウィドウ』より「高鳴る調べ」が披露され、まるで舞台を観劇しているよう華やかな合唱に会場が一気に盛り上がりました。
 本学園松田博青理事長のアンコールのリクエストで、「ふるさと」「高鳴る調べ」の二曲が披露され、指揮者の谷 茂樹教授の呼びかけで観客も一緒に合唱し、熱気覚めやらぬ中、終演となりました。

 

当日のプログラムはこちら