高度なアイソトープ検査装置の導入で心臓や頭部等の検査精度が向上

作成日時:2020年7月7日


 アイソトープ検査(核医学検査)の最新装置Canon GCA-9300Rが、放射線治療・核医学棟地下1 階の核医学検査室に更新入れ替えとして導入されました。
 アイソトープ検査とは、放射線を含む薬剤を体内に注射し、病変部や臓器に取り込まれた薬から放出される微量の放射線を画像化(シンチグラフィ)することで、病変の有無や臓器の血流・機能を検査するものです。
 一般的な装置では検出器が2つ搭載されているのに対して、GCA-9300Rは3つ搭載されていることで、短い時間で高画質な画像が得られる特徴があります。特に断層撮像に最適な構造のため、心筋血流や脳血流、神経変の変性などの評価で有効です。

3検出器システム
   



 心筋血流の状況が明瞭に解析されることで、狭心症や心筋梗塞などの診断能力に優れています。また、脳血流の検査では、アルツハイマー型認知症等の認知症の診断や病変の進行状況をより明確に判別することができるようになります。
 さらに、脳血流の検査において定量解析を行う際には2つの装置での撮像が必要でしたが、新装置により一連の検査で済むようになり、患者さんの負担軽減が期待されます。


心筋血流シンチグラフィ
  

脳血流シンチグラフィ

 7月13日からの運用開始にあたり、放射線科須山淳平准教授は、「GCA-9300Rの性能を生かした良好な画像を提供し、この装置独自の機能をより臨床に役立て、多くの検査を実施できるように努めていきたい」と話しています。