最新のPET-CT導入で悪性腫瘍等の検査精度が一段と向上

作成日時:2020年11月12日

 放射線治療・核医学棟に最新のデジタルPET-CT「Cartesion Prime」が11月9日に導入されました。
 PET-CTは、放射性薬剤を投与することで腫瘍などの診断を行う「PET」と、X線で体内を断面診断することでがん細胞の正確な位置や形を描写する「CT」の2つの機能を備えた検査装置で、2種類の検査を同時に行うことができます。主に、呼吸器、消化器、乳腺をはじめとする悪性腫瘍の検出に優れており、早期胃がんを除くすべての悪性腫瘍に有用です。病期(ステージ)診断や腫瘍の再発・転移診断で活用されています。

 今回導入された「Cartesion Prime」は、半導体を使用した検出器を用いることにより、従来型PETよりも短時間で優れた画像を得ることが出来ます。さらに、高感度な画像の取得が可能となったことで、検査時間も従来の2/3ほどに短縮されることになりました。放射性薬剤の投与量を低減することも可能で、患者さんの負担を軽減することができます。CTも検査時に被曝量を低減する最新のシステムが導入されている他、PET-CTに用いられているものでは現状で最多となる80列の多列検出器が用いられており、高精度な画像取得が可能です。

従来のPETより矢印の箇所が鮮明に映し出されている。

 検査室内には、放射性薬剤を投与してから検査までの時間を過ごす待機スペースを6室設置しています。薬剤が投与されてから約3時間の待機時間をTVモニターが設置されたリクライニングチェアでリラックスして過ごすことができます。
 稼動にあたり、放射線科須山淳平准教授は、「当院のPET-CT検査がより多くの患者さんの診察に役立つよう、努めていきます」と話しています。