幸せへの願いを込めて 院内ギャラリーで「つるし雛展」を開催

作成日時:2024年02月20日

 第2病棟1階ギャラリー・アートスペースでは、「つるし雛展」を2月20日(火)から開催しています。この展示は「三鷹つりびなの会」のメンバー12人によるもので、患者さんや来院者の方々から毎年喜ばれ、今回で10回目の開催となりました。
 つるし雛とは、着物をほどいて作った様々なモチーフの細工物を紐で繋げ、竹などで作った輪に吊るして飾りにしたもので、江戸時代後期頃から桃の節句に飾られるようになったと言われています。飾り一つひとつには意味があり、「鶴、亀、桃」は長寿や健康を、「はい子人形」は子どもの健やかな成長を、「手毬」は家族の幸せや人のつながりの大切さを、「うさぎ」は力が宿る赤い目に病気治癒の願いをそれぞれ込めています。
 今回は、龍の凧を揚げている作品や人形が龍に乗った作品など、今年の干支の「辰」にちなんだ作品が多く展示されています。
 「三鷹つりびなの会」代表の小林幸子さんとメンバーの張村節子さんは、「今年で10回目を迎え、患者さん達からいただいた感想が私達制作者のやりがいになっています。患者さん、お見舞いに来られた方、先生、病院の職員の方に、ちりめん細工に込めた思いを感じていただけたら嬉しいです」と話しています。
 展示は3月29日(金)まで行われます。

三鷹つりびなの会