令和6年度看護師特定行為研修修了式を実施

作成日時:2025年03月24日

 

 第4回看護師特定行為研修の修了式が3月19日に行われ、当院のHCUおよびSICUで従事する3名の看護師に修了証が授与されました。
 本研修制度は、これまで医師が担っていた一部の診療行為を補助として実施できる看護師を養成することを目的として厚生労働省が定めたもので、当院はその研修医療機関に指定されています。
 研修生は、昨年10月から3月まで約6か月間にわたり、気管カニューレの交換や術後疼痛管理、褥瘡管理などそれぞれが専門とする分野について、医師や薬剤師、当該研修を修了した看護師等の指導を受けながら実習を行いました。

 修了式では、萬 知子総合研修センター長から「看護師の特定行為は、昨今の医師の働き方改革に伴う、医療行為のタスクシフトという意味合いもあります。しかし最も大切なことは、患者さんを主役とし、医師等と協働で患者さんの支援を行うことです。まだ日が浅い制度ですが、修了した皆さんはパイオニアとしてこれから活躍していってください」とエールが送られました。
 続いて近藤晴彦病院長から、励ましの言葉と共に、「看護師が実践できる技術が増えることは、病院全体の医療レベルが上がることでもあります。それは患者さんの利益になるため、特定行為研修の修了生が活躍できる機会を当院としても増やしていきたいと思っています」と抱負が語られました。
 最後に根本康子看護部長から「養ったスキルは、実践することで活かされるため、これからぜひ積極的に行動してください。そして特定行為研修の意義を仲間へも伝え、一人でも多くの看護師が高いスキルを養えるよう、支えていってください」と期待を込めてメッセージが送られました。
 修了生達からは、「スキルを磨く機会をいただけて感謝している」「新しい知識を得ると共に、各分野を深く学び直すことができた」「特定行為のパイオニアとして、これからも技術の研鑽に努めたい」といった感想が語られました。

 当院は、各部署に1名の修了生の配置を目指し、今後も研修支援を進めていきます。

萬総合研修センター長
近藤病院長
根本看護部長