日本消化器病学会関東支部第364回例会で芳鐘先生が研修医奨励賞

作成日時:2021年06月21日

 4月24日にWEBで開催された日本消化器病学会関東支部第364回例会の研修医セッションで、当院芳鐘一研修医が研修医奨励賞を受賞しました。
 芳鐘 一先生が発表した演題は、「EUS-FNAで診断し得た膵悪性リンパ腫の1例」です。膵悪性リンパ腫は稀な疾患で、通常用いられる22G(外径約0.7mm)の穿刺針を用いた超音波内視鏡下穿刺術(EUS-FNA/B)では確定診断に至りにくく、多くは手術での切除検体を用いた診断が行われています。20G(外径約0.9mm)と太い穿刺針を用いたEUS-FNA/Bで、免疫染色を含めた病理診断を行うのに、十分な検体が採取でき、患者さんにとって侵襲の少ない検査で確定診断に至った症例を経験したので報告しました。

 受賞した芳鐘先生は、「この度は研修医奨励賞の受賞にあたり、貴重な機会を与えてくださった消化器内科の皆様やご指導頂いた権藤興一先生をはじめ消化器内科胆膵班の先生方に心より感謝を申し上げます。今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します」とコメントしています。

左:芳鐘一先生、右:指導医の権藤先生