桐朋学園院内コンサートを約3年ぶりに開催

作成日時:2022年11月02日

 約3年ぶりとなる桐朋学園大学音楽学部によるコンサートが当院外来棟の待合ホールで開かれ、入院患者さんなど50人がヴァイオリン、ヴィオラ、チェロによる弦楽四重奏に耳を傾けました。 
 1999年から開催されている杏林大学病院内コンサートは今回で84回目を迎えました。コンサートでは高校時代の同級生で編成された桐朋学園の五月女恵さん、清水耀平亮汰さんによるヴァイオリン、川邊宗一郎さんによるヴィオラ、それに蕨野真美さんによるチェロの演奏が行われ、この日を楽しみにしていた患者さんやお見舞いの家族などが待合ロビーを埋めました。

 曲目は、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジークK.525より第1楽章」に始まり、エルガーの「愛のあいさつ」、マスカーニの歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナより間奏曲」、エルガーの「威風堂々第1番」と続いたあと、弦楽四重奏のために書かれた曲である、シューベルト「四重奏断章」、シューマン「イ長調op.41-3より第1・第2楽章」、ハイドン「ひばりop.64-5」がメドレーで披露され、息があった演奏が会場を和やかな雰囲気で包んでいました。また、最後に本学園松田博青理事からのアンコールリクエストに応え、葉加瀬太郎の「情熱大陸」が演奏されたあと、会場から演奏者に向けて惜しみない拍手が送られてコンサートは終演しました。

            杏林学園 松田理事