人々の幸せを祈って つるし雛展

作成日時:2023年02月21日

 第2病棟1階のギャラリー・アートスペースで、2月20日(月)から「つるし雛展」が開かれています。

 つるし雛とは、着物などをほどいて作った様々なモチーフの細工を紐で繋ぎ、竹などで作った輪に吊るしたもので、江戸時代の後期頃から桃の節句に飾られるようになりました。細工一つひとつに願いが込められており、「鶴、亀」は長寿を、「手毬」は家族の幸せや人の輪の大切さを、また8本の足を持つ「タコ」は末広がりの「八」の縁起の良さを表しています。

 今回で9回目を迎えた「三鷹つりびなの会」の展示会では、こうした吊るし雛のほか、主にちりめんを使った人形や押絵などの作品 100点あまりを鑑賞することができます。 「三鷹つりびなの会」によると、前回の展示では「治療の際に元気をもらえた」「気分が晴れやかになった」などのメッセージが寄せられたそうで、今回も「多くの方に観て頂き、ちりめん細工に込められた幸せへの願いを感じて頂けたら嬉しいです」と話しています。 展示は3月31日(金)まで行われます。

「三鷹つりびなの会」メンバーの張村さん