弦楽四重奏による第86回院内コンサートを開催
作成日時:2023年10月27日
10月21日(土)、桐朋学園大学音楽学部による第86回院内コンサートが外来棟の待合ロビーで開かれ、入院患者さんなどおよそ80人がヴァイオリン・ヴィオラ・チェロの弦楽四重奏による演奏を楽しみました。
今回はヴァイオリンの長島安里紗さんと清水 咲さん、ヴィオラの川元ひなたさん、チェロの小野順平さんで結成されたアンサンブルで、計11曲(プログラム9曲とアンコール2曲)が披露されました。
まず始めに、エルガーの「愛のあいさつ」やモーツァルトの「弦楽四重奏曲 第17番 変口長調k.458狩より第1楽章」などのクラシック音楽、ディズニーのアラジンから「ホール・ニュー・ワールド」、ジブリ作品の「となりのトトロ」が演奏されました。となりのトトロでは、ピッチカート(弦楽器特有の右手で弦をはじく演奏方法)で実際にその世界にいるかのような可愛らしさや楽しい情景が表現されました。さらに、懐かしの名曲「上を向いて歩こう」では、心地よい音色に合わせて多くの患者さんが口ずさみ、会場が一体となって盛り上がりました。プログラム最後の曲目「情熱大陸」が披露されると、会場から鳴りやまない拍手とアンコールの声があがりました。
本学園松田博青理事のアンコールにより、チャイコスキーの「弦楽四重奏曲第1番第2楽章 アンダンテ・カンタービレ」が演奏され、2曲目には、患者さんの多数決によるアンコールで「情熱大陸」が演奏されました。大きな拍手が待合ロビーに鳴り響く中、演奏会は終了しました。最後に、桐朋学園理事長 河原勇人氏から来場者へ感謝の意が述べられ、松田理事からもお礼の言葉が送られました。