病院・診療科について結婚式当日に人命救助! 当院看護師が芝消防署長から表彰
作成日時 2011年01月24日
当院の手術室に勤務する看護師 竹内 恵 看護師(29)が、自身の結婚式が終了し、お台場海浜公園で行われる家族との食事会へ向かう途中に、ゆりかもめの車内に傷病者がいると聞き現場に駆けつけ人命救助にあたったことが評され、1月24日(月)に芝消防署から芝消防署長感謝状が贈られました。
竹内看護師は、昨年12月19日(水)の20:30頃、お台場海浜公園駅付近で家族を待っていたときに、夫から携帯電話で「ホームに傷病者がいて、意識がないようだ」との連絡を受けました。竹内看護師はアメリカ心臓協会(AHA)の認定するBLS(※)の資格保持者であったため、迷わず現場に急行。駆け付けたところ、別の看護師が心臓マッサージをしており、また夫の母も看護師でAEDの準備をしていたところでした。竹内看護師は、自身がBLS資格を持っていることを告げマッサージを交代。2005年のBLSガイドラインに沿って、リーダーシップを取り現場をまとめながら一次救命措置を施したということです。
救急隊到着後、傷病者は近隣の救急病院に搬送され緊急手術となりましたが、現在は意識が戻り、近々職場復帰が可能な状態まで回復したということです。
緊急事態にも迷わず冷静に救助措置が行えたという竹内看護師は、「杏林大学病院では院内でBLSの訓練があり、全部署で月に一度以上は訓練をすることが求められています。そこで私はインストラクターを務めていますので自分自身はあわてず、逆に現場を落ち着かせつつ救助ができました。これは資格を持っているだけではなく、日々訓練をしていたからこそ出来たことだと思います。何よりも訓練が大切なのだということを、改めて実感しました」と話していました。
表彰は、1月24日(月)11時30分から芝消防署内で行われ、竹内看護師は川田署長より夫の母との連名の感謝状を受け取りました。川田署長からは「誰かが指揮をとらなければならない混乱した現場で、まず『落ち着いて』と声を掛けられたことがすばらしい。医療現場と環境が異なるところで、普段の力を発揮し救命にあたったことに深く感謝します。また、人命救助には助け合いが大切です。親子の連係プレーを評し、今回は感謝状を連名でお贈りしました」と感謝の意を表しました。

(※) BLS(Basic Life Support)とは
心肺停止状態の人に行う一次救命措置で、救命環境が揃うまでの即時対応として行われます。AHAが認定するBLS資格は、資格取得後も2年毎に講習を受講し更新することになっています。
竹内看護師は、昨年12月19日(水)の20:30頃、お台場海浜公園駅付近で家族を待っていたときに、夫から携帯電話で「ホームに傷病者がいて、意識がないようだ」との連絡を受けました。竹内看護師はアメリカ心臓協会(AHA)の認定するBLS(※)の資格保持者であったため、迷わず現場に急行。駆け付けたところ、別の看護師が心臓マッサージをしており、また夫の母も看護師でAEDの準備をしていたところでした。竹内看護師は、自身がBLS資格を持っていることを告げマッサージを交代。2005年のBLSガイドラインに沿って、リーダーシップを取り現場をまとめながら一次救命措置を施したということです。
救急隊到着後、傷病者は近隣の救急病院に搬送され緊急手術となりましたが、現在は意識が戻り、近々職場復帰が可能な状態まで回復したということです。
緊急事態にも迷わず冷静に救助措置が行えたという竹内看護師は、「杏林大学病院では院内でBLSの訓練があり、全部署で月に一度以上は訓練をすることが求められています。そこで私はインストラクターを務めていますので自分自身はあわてず、逆に現場を落ち着かせつつ救助ができました。これは資格を持っているだけではなく、日々訓練をしていたからこそ出来たことだと思います。何よりも訓練が大切なのだということを、改めて実感しました」と話していました。
表彰は、1月24日(月)11時30分から芝消防署内で行われ、竹内看護師は川田署長より夫の母との連名の感謝状を受け取りました。川田署長からは「誰かが指揮をとらなければならない混乱した現場で、まず『落ち着いて』と声を掛けられたことがすばらしい。医療現場と環境が異なるところで、普段の力を発揮し救命にあたったことに深く感謝します。また、人命救助には助け合いが大切です。親子の連係プレーを評し、今回は感謝状を連名でお贈りしました」と感謝の意を表しました。
(※) BLS(Basic Life Support)とは
心肺停止状態の人に行う一次救命措置で、救命環境が揃うまでの即時対応として行われます。AHAが認定するBLS資格は、資格取得後も2年毎に講習を受講し更新することになっています。