病院・診療科について集中ケア認定看護師2期生の修了式が行われました

作成日時 2011年03月01日


 集中治療室(ICU)などのクリティカルケアユニットに入院している患者さんの看護にあたる専門資格、集中ケア認定看護師の資格取得を目指し、当院で研修を受けていた2期生25名が6か月の研修を終え、2月28日(月)修了式が行われました。

 修了式では、甲能直幸病院長から研修生一人ひとりに修了証書が手渡され、この6か月の厳しい研修に耐え卒業を迎えることに祝辞を述べるとともに「認定看護師の資格は、選りすぐり看護師にのみ与えられる称号です。将来の日本の医療を自分が支えていくという気概で頑張って下さい」と激励の言葉を送りました。

 続いて看護部の道又元裕部長は、集中ケア認定看護師の資格はこの11年に約600人が取得しているが、まだまだ偏在しているとして、「皆さんがケアチームの一員になり、チームの皆に慕われ鏡となることで、自然と資格取得を目指す後輩が出てくるよう、育成にも努めてほしい」と語りました。

 最後に、尾野敏明主任教員は、「認定看護師に一番求められる資質は人間性であり、その中でも主体性、自立性、協調性が最も大切です」と指導教員としてのはなむけの言葉を贈り、6か月前と比べ一回り成長した研修生たちに、「ここにいる全員が認定試験に合格すると信じています」と励ましました。

 これを受け、研修生代表の齋藤麻美さんが指導教員への感謝と6か月間の貴重な体験と苦楽を共にした仲間との思い出を語り、認定試験の全員合格を誓いました。

 研修生らはこの6か月の間に互いに打ち解けあい、修了式終了後も楽しげな様子で尾野主任教員、伊藤有美専任教員らと談笑し、別れを惜しんでいました。
今後、25名はそれぞれの職場で看護師としての勤務に戻り、この6か月で得たものを糧に5月に行われる認定審査に挑みます。