病院・診療科について看護を身近に 看護週間イベントを開催

作成日時 2011年06月29日


 平成23年6月21日(火)から24日(金)までの4日間、9時30分から12時30分まで、外来棟1階エントランスホールにて「看護週間」のイベントが開催されました。
 これは、外来・入院患者さんやそのご家族、地域の方々に看護を身近なものとして触れてもらうための看護部主催のイベントで、毎年6月中旬に様々な催しを実施しています。
 今回はアロマオイルを使ったハンドマッサージ、正しい手洗い体験、介護・育児・薬・栄養の相談、介護用品の展示などが行われました。
 患者さんや来院した方々は時折催し物の前で足を止め、実際にアロマオイルで看護師にハンドマッサージをしてもらったり、塗ると汚れがわかる染料を手につけ正しい手洗いができているかなどを体験していました。また、相談コーナーでは看護師と熱心に話をしたり、介護用品の展示では、歩行杖、クッション、血行促進グッズなど様々に並べられた品々を眺めるなどしていました。
 また、この度の福島第一原発事故に絡み、放射線や放射能などについて解説する「放射線ミニレクチャー」が、放射線部の清水則一放射線技師により行われました。
 清水技師は、日常生活や自然にも放射線が存在することや、放射線(X線)検査の安全性、ベクレルとシーベルトの違いなど、放射線や放射能を正しく理解するためのレクチャーを、図を示しながら分かりやすく解説していました。
 最後の質問コーナーでは、レクチャーを聞いていた患者さんから、「CT検査を何度も受けているが、期間をあけた方がいいか」という質問が挙がり、それに対し清水技師は「検査の放射線はごく微量なので、安心してお受け下さい」と心配ないことを説明する場面も見られました。
 約一週間にわたって開催されたこのイベントは、多くの方々に看護にかかわる催しに触れていただくことができ、好評のなか終了しました。