病院・診療科について重傷火傷で移送のロシア人患者のその後について
作成日時 2011年08月15日
火傷は一般的に体表の40%台が生死の境目とされていますが、コレスニコフ・アレクセイさんは、全身95%、ほとんどが3度という極めて重篤な火傷を負い、ハバロフスク地方の国立病院で同連邦からの要請で派遣された当院高度救命救急センターの山口芳裕センター長らの手当てを受けていました。現地では皮膚バンクのシステムがないことや家族のたっての希望もあって、14日日本に移送され、杏林大学病院高度救命救急センターに入院していました。そして15日朝から足の火傷部分に植皮をするための前処置をしていたところ心停止に陥り、同センター総力挙げての治療もむなしく正午過ぎに息を引き取りました。