病院・診療科について大震災医療救護活動で本院に東京都から感謝状

作成日時 2011年09月21日



 東京都では、例年、「救急の日」および「救急週間」にあわせて、長年にわたり救急医療に協力した個人や救急医療機関及び団体に感謝状を贈呈していますが、今年は特に東日本大震災における医療救護活動に功績のあった医療機関等に対しても感謝の意を表すことになりました。


都から感謝状を受ける加藤真人職員
 感謝状贈呈式は9月16日(金)夕、東京都第一本庁舎5階大会議場で行われ、個人1名と31の医療機関、それに6つの団体の代表が出席しました。この中で本院に対して、東京都の吉川和夫副知事が「このたびの大震災にあたって杏林大病院は医療救護活動において多大な貢献をされました。都民を代表して深く感謝します」と感謝状を読み上げ、出席した甲能直幸病院長と本院医療安全管理室の加藤真人職員に手渡されました。

 
 本院は3月11日の大地震発生来、医師延べ30名をはじめ、看護師・薬剤師・事務のあわせて27チーム延べ48名が被災地に出向き、医療救護活動などを行ってきています。
 感謝状を受けて甲能直幸病院長は「院内の医療従事者の使命感を持った熱意あふれる活動が評価され大変うれしく思います。今後も被災地の医療支援を続けていく所存です」と話しています。
 
 感謝状贈呈式に続いて行われた「救急の日シンポジウム」では、原発事故のあった福島にたびたび出向き、消防隊員の冷却注水を陰で支えた本院高度救命救急センターの山口芳裕教授が座長を務め、東日本大震災での東京DMAT活動や医療救護活動を踏まえたこれからの災害医療のあり方を巡って関係者の間で活発な意見交換が行われました。