病院・診療科について血管撮影装置が更新されました

作成日時 2011年10月07日


 このたび外来棟血管撮影室の装置が更新され、独特な外観とフレキシブルな動作を可能にしたArtis zeego(シーメンス社製)が導入されました。

 Artis zeegoは、ロボットのアーム技術に着想を得て開発された多軸血管撮影装置で、患者の体位変換なしに全身をカバーできる優れた性能を有しています。8軸関節の柔軟なCアームの動きにより、多彩なポジショニングを可能にします。撮影部位や術者のワーキングポジションにとらわれない環境を有し、通常の血管撮影をはじめ、全身のインターベンション(IVR)に至るまで柔軟に対応してくれます。
 また、X線検出器にFPD(Flat Panel Detector)が搭載され、高精細なデジタル画像が収集できます。C-アームが、患者の周りを180°回転しながらデーターを収集する回転撮影により、血管の3D画像やCT撮影の様な任意の断面画像(CT like-image)を作成することができ、3D画像に透視画像を重複させて表示するマッピングも可能です。

 今後、高精度と柔軟性を兼ね備えたArtis zeegoは、高度化するIVRに対してさらに大きな役割を果たす事が期待されます。