病院・診療科について三鷹市老人クラブ連合会との合同行事で認知症について講演
作成日時 2011年12月06日
はじめに、三鷹市老人クラブ連合会高橋景市会長より開催の挨拶と説明があり、続いてご来賓の清原慶子三鷹市長より「地域の老人クラブ連合会と杏林大学医学部付属病院との連携でこのような貴重な講演会を開催していただけることを誇りに思います。この機会に皆様で大いに学んでください」との挨拶があり、続いて甲能直幸病院長からは清原慶子市長の健康長寿社会実現への取り組みについての賛辞と、「昨年の4月より、三鷹市老人クラブ連合会の会長様はじめ皆様のお力添えを頂き、院内ボランテイアとして活動して頂いております。皆様の活動は大変評判が良く、院内外を含む各方面から感謝の言葉が届いております。心より感謝申し上げます」との挨拶が小林きよ子庶務課長より代読されました。
講演では、脳や身体の病気のために記憶・判断力などの障害が起こり、通常の社会生活が送れなくなった状態を認知症といい、はじめのうちは年齢による「もの忘れ」と区別が難しいと説明しました。また、「治る認知症を発見することができる」、「進行を遅らせることができる」などの理由から、認知症は早期発見が大切であると強調され、具体的な早期発見のめやすを解説されました。認知症の予防法として、バランスのとれた食事や適度な運動、友人と一緒に楽しめる趣味を持つことなどが効果的であると紹介しました。講演の合間には、簡単な記憶テストを挟んでみんなで回答したりするなど、趣向を凝らした内容で、参加者は終始リラックスした様子で講演に耳を傾けていました。
続いて酒井管理栄養士は「日本は長寿国であるが、これからは健康寿命(健康で活動的に暮らせる期間)を延ばすことも大切で、健康寿命を延ばすにはバランスの良い食事をとることが重要です。毎食、主食・主菜・副菜を取り入れることを意識しましょう」と呼びかけました。
講演会終了後には塩分を大幅にカットしたお醤油やゆずポン酢、お腹の調子を整えるドリンク、低カロリーののど飴など(株)KRLから提供いただきましたサンプルが参加者にプレゼントされました。



