病院・診療科について日中医学交流センター創立20周年記念講演会で遠隔医療ライブを実施しました

作成日時 2011年12月13日


 当院も会員として加入している日中医学交流センターの創立20周年を記念して、12月9日(金)に中国大使館に於いて記念講演会が開催されました。
 この講演会のプログラムのひとつとして遠隔医療ライブが行われ、中国からは北京二十一世紀病院(北京)、日本からは当院の他に亀田総合病院(千葉県鴨川市)、麻田総合病院(香川県丸亀市)などの5つの病院が参加しました。遠隔医療ライブでは講演会会場の中国大使館を中心に各病院をネットワークで繋いで、遠隔画像診断の実例デモンストレーションが実施され、当院からは消化器内科の森秀明准教授が参加しました。パソコンに装備したウェブカメラとマイク・イヤホンを使用して、離れた場所にいてもまるで同じ会場で会議に参加しているような雰囲気の中、森准教授はパソコン画面に映し出されたエコー画像を読影し他の病院の医師と症例検討を行いました。デモンストレーションを終えて森准教授は「初めて遠隔医療に参加しましたが、各領域の専門家が一堂に会しなくても、ネットワークを介して、症例のディスカッションができるので、医師の過疎地への支援などに有用であると実感しました」と話していました。







 また、この講演会に先立って12月8日(木)、中国国務院医薬衛生体制改革弁公室の徐善長副主任と北京二十一世紀病院の周大力顧問が当院を見学に訪れました。
 徐副主任は特に日本の医療保険制度に深い関心を寄せていて、国と民間の医療保険の違いや高額療養費制度について齋藤英昭副院長に熱心に質問していました。また、病院の施設見学では、医療器材滅菌室やSICU等を回り、高度な設備や広い空間、それに職員の休憩室が確保され充実していることなどに驚いていました。


 左から徐副主任、齋藤副院長、周顧問

医療器材滅菌室を見学