病院・診療科について愛知教育大学附属岡崎中学校の生徒が脳神経外科を取材訪問
作成日時 2012年04月13日
同中学校では、生徒たちが入学した時から、興味や関心を持っていることの中から各自にテーマを設定させ、自主的に調べさせる総合的な学習の時間を取り入れており、インターネットや書籍に頼らずその道で活躍している人を訪問し取材することで学びを深めています。
今回、「くも膜下出血について」をテーマとしている生徒4名が当院を訪れました。
はじめに生徒たちは、脳神経外科病棟で、教授回診前のカンファレンスに参加しました。様々な患者さんの脳のMRI画像や、実際の手術映像などがプロジェクターで映し出される中、それぞれの映像について医師から丁寧な説明を受けました。

続いて、脳神経外科の田中雅樹助教から、くも膜下出血に関する講義を受け、くも膜下出血を引き起こす要因や手術の映像を見ながら治療方法についての解説に、生徒たちは熱心にノートを取っていました。生徒からは「かかる病気によって、後遺症に違いはあるのですか?」といった質問もあり、田中助教は「脳は場所によって機能が違うので、病気が発生した場所によって後遺症は変わります」などとわかり易く説明していました。
このあと、一行4名は高度救命救急センターの血管撮影室を見学し、田中助教から「クリッピング」という手術で使用される、血管をはさむ器具を記念に渡されました。
最初のうちは、多くの医師に囲まれて緊張の面持ちだった生徒たちも、終了する頃には緊張もほぐれ、中には「ディズニーランドよりも楽しかったです」と笑顔で話す生徒もいました。

