病院・診療科について当院のもの忘れセンターが東京都認知症疾患医療センターに登録
作成日時 2012年04月16日
東京都では地域における認知症疾患の保健医療水準の向上を図るため、保健医療・介護機関等と連携し、急性期医療や専門医療相談等に対応するとともに、関係者への研修等を行う「認知症疾患医療センター」を設置することになり、当院のもの忘れセンターがその施設の1つとして登録されました。登録されたのは当院の他、浴風会病院、都立松沢病院、立川病院など全部で10施設で、平成24年4月2日より運用を開始しています。
この東京都認知症疾患医療センターは主な役割として専門医療相談の実施、認知症の診断と対応、専門医療・地域連携を支える人材の育成等に取り組むことになっています。
もの忘れセンター長の神﨑恒一教授は東京都認知症疾患医療センターの登録について、「認知症は歳をとれば誰もがなる可能性があり、家族まで含めれば非常に身近な問題です。認知症疾患医療センターの役割は、端的に言えば、認知症の方を地域で支えるための仕組みを作ることです。そのためには医療・介護・福祉等の分野が、それぞれ患者さんご本人・ご家族を中心として互いに連携すること、また市民一人一人が認知症のことを正しく理解し、患者さんを支えるよう行動することが必要です。そのために杏林大学病院もの忘れセンターはコーディネーター役として全力を尽くします。そして、このような体制を完成させるためには皆様の理解と協力が必要です。是非ともよろしくお願いいたします」と話しています。