病院・診療科について脳神経外科が三鷹消防署より表彰されました

作成日時 2012年07月19日


 平成24年7月17日(火)、当院脳神経外科の医師・看護師が当院の付近で発生した交通事故で人命救助を行った功績を称え、三鷹消防署より表彰されました。表彰式では松田博青理事長、甲能直幸病院長、塩川芳昭脳神経外科診療科長が見守る中、代表で出席した同科・島田大輔医師へ同消防署・増田哲生署長から表彰状が手渡されました。

 事故発生は7月8日(日)の夜8時頃、脳神経外科の医局旅行で日ごろの激務からつかの間の解放気分を楽しみ、当院に帰着する直前のことでした。医師や看護師たちが乗ったバスが東八道路から吉祥寺通りに曲がった直後に、路上に男性が倒れているのを発見しました。前を行く車両の人が救急要請した直後でした。
 数人の医師が即座にバスから降り、男性のもとに駆け寄り、脈拍や呼吸の確認をしたところ、男性の呼吸停止の状態で、直ちに安全確保、気道を確保し人工呼吸を施行しました。
 そして、現場で救命処置を続けるとともに、1人の医師が走り、病院に行き、救命救急センター3次救急外来の医師、看護師などに応援を要請して、処置に必要な物資を持って再び現場にかけ戻りました。
 その間に救急車が現場に到着、路上ですぐに気管挿管を行い医師が救急車に同乗の元、処置を継続しながら当院に搬送したということです。

 島田医師は「脳神経外科は緊急の患者さんの診療が多い科なので、臆することなく処置することができました。病院内か外かの差だけで、みんな医師・看護師としてやるべきことをしただけです。ただ、医療資機材のない中で処置することは困難でしたが、日頃の脳外科のチームワークでカバーでき、良かったと思います」と話しています。