病院・診療科についてカザフスタン共和国の医師2名が本学付属病院を訪問

作成日時 2012年10月22日


 10月18日(木)、19(金)の2日間にわたり、カザフスタン共和国 政府系プレデンシャル病院の医師2名が当院を訪問しました。医師らは、カザフスタンと比べてはるかに長い日本の平均寿命に着目し、日本の病院の機能や役割、特に疾患別に提供される病院食の作り方や配膳の仕方、入院外来患者さんへの栄養指導などについて学び、参考とすることを目的に訪れたものです。
 1日目はまず、本学松田博青理事長へ表敬訪問に訪れました。プレデンシャル病院の院長であるPakhat Baigoshkarova医師と、栄養専門のドクターであるSvetlana Shaikenova医師は「私たちは、新しい知識や技術などを学ぶため、世界中の病院をまわっています」と今回の訪問の目的について話しました。松田理事長は、カザフスタンの食生活や気候・文化など、様々な話題について質問し、「日本の平均寿命は男性が77~78歳、女性が83歳くらいですが、カザフスタンは平均で何年くらい生きるのですか?」との問いかけには「男性が70歳、女性が72歳です」と答え、日本との差に驚いていました。最後にお礼として、カザフスタンのモチーフが象られた額縁が松田理事長に手渡されました。


お礼の額縁を手渡すPakhat病院長

 その後、佐藤ミヨ子栄養部長から、日本における患者給食の制度、日本人の必要栄養量、献立の考え方などのレクチャーを受け、昼食時には病院食の検食、栄養部の厨房を見学しました。医師らは「素晴らしい厨房ですね」と感想を述べていました。
 続く2日目も、甲能直幸病院長へ挨拶に訪れた後、前日に引き続き、佐藤栄養部長による栄養に関するレクチャー、齋藤英昭副病院長による病院内施設の案内を受け、見学は終了しました。
 医師らは、日本での病院見学は当院で終了し、カザフスタンへは10月22日(月)に帰国する予定です。


甲能病院長との懇談

栄養部の厨房を見学