病院・診療科について国体での事故を想定 東京消防庁の救助訓練に参加

作成日時 2013年02月14日


 この秋、東京都で国民体育大会・全国障害者スポーツ大会が開催されます。これに先立ち東京消防庁第八消防方面本部では、平成25年2月14日(木)、救急救助訓練を実施し、当院も訓練に参加しました。

 訓練はメイン会場である味の素スタジアム・アミノバイタルフィールドで競技観戦中に観覧席で観客が将棋倒しになり、負傷者が多数発生したことを想定して行われ、ポンプ隊や救急隊等39隊、東京DMAT2隊、ヘリコプター1機が出動しました。当院は東京DMAT1隊とヘリコプターによる患者搬送で救命救急センタースタッフや施設課職員、警備員等が参加しました。
 患者搬送訓練はメイン会場からヘリコプターで搬送される重症患者1名(人形)を当院が受け入れる想定で行われ、第3病棟屋上のヘリポートにヘリコプターが着地すると、ヘリコプターから降りた東京消防庁の救急隊員の合図により、救命救急センタースタッフがストレッチャーを押して患者の受け入れに向かいました。患者の受け渡しは的確かつ迅速に行われ、ヘリコプターは到着からわずか3分でヘリポートを飛び立ちました。救急隊員から患者を引き継いだ救命救急センタースタッフは患者のバイタルサインを確認、速やかに3次救急外来へ搬送しました。
 訓練に参加した救急科の八木橋厳助教は「実際の場に即した訓練を行うことができました。当院では緊急時にヘリコプターによる患者搬送の受け入れを予定しています。有事の際には今回の訓練を活かし、活動していきたいと思います」と話しています。