病院・診療科について台湾大学病院の一行が栄養部を見学

作成日時 2013年06月18日


 平成25年6月17日(月)、台湾大学病院・栄養部門の栄養士3名、調理師2名が当院の栄養部を見学に来院しました。台湾大学病院は新しい病棟を建築する予定で、今回の訪問は当院の栄養部の施設・設備や、新しい給食提供システムである「ニュークックチルシステム(※)」などの視察を目的に行われたものです。

 一行はまず、齋藤英昭副院長、塚田芳枝栄養科長から当院の規模や栄養部の概要の説明を受け、その後、松田博青理事長を表敬訪問しました。松田理事長は「ありのままをお見せしますので、ご希望のことはなんでも言って下さい」と歓迎の意を伝えました。一行は「調理師が週2日休めるシステムは画期的。ぜひたくさんのことを勉強させていただきます」と意欲的に話していました。



 午後には再加熱カート(配膳車)の詳しい説明や、食材搬入から調理・盛りつけまでの一連の設備見学が行われ、一行からはカートの仕組みや取扱方法、食材のバーコード管理など、実務に基づいた詳細な質問が次々と寄せられ、熱心にメモや写真を撮っていました。
 今回のスケジュールは、栄養士の方は19日(水)、調理師の方は21日(金)までで、外来の栄養相談や治療食の調理などを見学する予定です。





※「ニュークックチルシステム」とは、加熱調理したものを直ちにチルド状態に冷却し、そのまま保存しておきます。チルドのまま盛りつけ、お盆に一人ずつセットしてから再加熱カートに入れ、カートの中で温かい料理は温められ、冷たい料理はそのまま冷たい状態で提供されます。また、味付けも一度冷やすことにより食材の中まで平均に味が染み込み、同じ食塩量でもおいしく感じるようになりました。