がん罹患率は年々増加し、今日では日本人の2人のうち１人は、その一生の間にいつかは「がん」に罹患する、という統計が報告されています。このように身近な病気となった「がん」は生命を脅かす可能性がありその治療も苦痛を伴うものが多いことから、意思決定やセルフケア指導、終末期のケアなど多くの場面で支援を必要とします。そこで、本研修はがん患者や家族の最も近くにいる私たち看護師が、その生活を知り、よりよい相談者となって支援することができるよう企画しました。また、このプログラムを地域の連携医療機関で働く看護師が一緒に学ぶことで、顔の見えるネットワークを構築できればと考えています。
　皆さまのご参加をお待ちしております。


【日　時】　2013年9月6日（金）9:30～16:45
　　　　　　　　　　　9月7日（土）9:30～16:45
　
【会　場】　杏林大学医学部付属病院　外来棟10階　第1会議室

【申込条件】　がん看護に従事する看護師

【募集人数】　事前登録制　先着40名

【参加費】　 無料

【申込方法】　専用の申込用紙に必要事項を記載の上、郵送にてお申し込みください。

【申込期限】　2013年8月23日（金）
　　　　　　　＊定員になり次第締め切らせていただきます。
　　　　　　　8月30日までに可否についての返信がない場合は担当者までご連絡ください。

【申込先】
　〒１８１－８６１１
　東京都三鷹市新川６－２０－２
　杏林大学医学部付属病院　がんセンター事務局　
　　＊封筒表に「がん看護研修申込」と記載してください。

＊＊＊ 研修会の目標 ＊＊＊
1.全身疾患としてがんを理解する。
2.がん患者の日常生活を知る。
3.がん患者の疼痛管理の原則を理解する。
4.がん化学療法を受ける患者の看護を理解する。
5.がん放射線療法を受ける患者の看護を理解する。
6.がん診療および看護に関連した地域のリソースを知る。
7.がん患者および家族と自然なコミュニケーションができるようになる。

【研修内容および講師】
・がん医療の現状　：　腫瘍内科教授　古瀬 純司
・がんの基礎知識　：　消化器外科教授　正木 忠彦
・がんサバイバーの理解と支援　：　がん看護専門看護師　坂元 敦子
・がん患者への精神看護　：　精神看護専門看護師　川名 典子
・がんの放射線療法　：　放射線科講師　戸成 綾子
・がん放射線療法と看護　：　がん看護専門看護師　鈴木 理恵
・がん化学療法と看護　：　がん化学療法看護認定看護師　野田 耕介
・がん性疼痛の看護　：　がん性疼痛看護認定看護師　正保 智恵美
・がん患者のための社会資源　：　訪問看護認定看護師　木下 ゆみ
＊ 講義の順番を変更する場合があります。予めご了承ください。

【問合先】
　研修担当　がん看護専門看護師　坂元敦子　　
　℡０４２２－４７－５５１１　内線５１５８（がん相談支援室）