病院・診療科について3/31~4/28ギャラリーで染め織物展「光・風を感じて」を開催

作成日時 2015年04月01日

 ギャラリーアートスペースでは、「光・風を感じて」と題して染め織物の展示を開催しています。
 作家の佐伯道子さんは、染色した不織布を短冊状に切り、オリジナルの図案を元に織り上げるという手法で作品を制作しています。
 この展示会では、海の広がる伊豆で生まれ育った佐伯さんが、海や水平線に沈む夕日からインスピレーションを受けた作品などを中心に16点の作品を展示しています。
 「明日への祈り」と題した鮮やかな青と赤色が広がる作品は、2011年3月11日の東日本大震災後に制作したもので、“明るい未来が早く一人ひとりに訪れますように”という祈りが込められています。
 佐伯さんは、「一つの作品に3カ月程を費やして思いを込めて織っています。患者さんの中には思う様に身体が動かず外出がままならない方もいるかと思います。私の作品を通して、少しでも明るい気持ちになったり、癒されると嬉しいです」と話しています。
 緊急入院した家族の付き添いで来院していたある女性は、「少し心が落ち着きました。家族が早く快復することを願っています」と胸の内を話していました。

 本展示会は3月31日から4月28日まで開催されています。


「明日への祈り」



夜明けを表現した「黎明」