病院・診療科についてギャラリーで5/18から望月淑恵さんによる絵画展を開催

作成日時 2015年05月19日


 第2病棟のギャラリーアートスペースでは、5月18日(月)から「ありのままの望月淑恵絵画展」と題して、油絵を展示しています。
 制作者の望月淑恵さんは、16年程前に進行性の喉頭がんと闘っていた際に、手足がなくなっても自力で再生し、力強く生きていくタコの姿に感銘を受け、生きる希望を得ることができたということです。その後、家族の支えの元、放射線療法により病を克服することができました。
 今回の展示にあたり、望月さんは、「闘病中に初めて絵筆を持ち、多くの幸いをもたらすタコ“多幸”の絵を何度も描きながら、自分を励まし続けました。お陰で病を克服することができ、後遺症により現在も定期通院は欠かせないものの、家族と幸せに暮らすことができています。私の作品を通して、同じように病に向き合っている患者の皆さんの不安を少しでも和らげ、希望の光を感じていただくことができれば嬉しいです」と思いを語っています。


瓶に閉じ込められても
自力で抜け出る強さを持つタコ

身近な食材も題材に

 鑑賞した通院患者さんからは、「色彩豊かで、エネルギーにあふれる“多幸”の絵は楽しいですね。気持ちが明るくなります」などの感想が聞かれました。
展示作品は、台所にある野菜や花などの身近な静物画やエネルギーに満ちたタコ“多幸”の油絵など27点が展示されています。
 展示会は、6月1日(月)まで開かれています。(*日・祝日休み)


雑誌『美術の窓』に掲載された
“多幸”の作品もあります