病院・診療科について“患者さんと更なる信頼関係を” 平成27年度当院ボランティア総会を開催

作成日時 2015年05月29日


 外来棟1階や患者図書室、小児病棟等で患者さんのサポートを行っているボランティア活動員の平成27年度(第13回)総会が5月27日(水)院内で開かれ、今後の活動に向けて決意を新たにしました。
 当院では70名のボランティア活動員が外来患者さんの案内などに携わっており、この日、外来棟10階第2会議室で開催された総会には会長など6名が出席しました。
  冒頭に、岩下光利病院長から日頃の活動へ感謝の言葉が述べられ、「病気で辛い思いをしている患者さん達へ安らぎの場を提供できるよう、これからも皆さんの協力をよろしくお願いします」と期待が寄せられました。

今年就任後、初めての挨拶をする
岩下病院長

吉野ボランティア委員長
 
 
 ボランティア委員会の吉野秀朗委員長(循環器内科 教授)からは、お礼の言葉に加え、「当院では、杏林大学医学部生のボランティアも受け入れています。保健学部生も含め将来医療従事者を目指す学生に、患者支援について考える機会をもってもらいたいと思っています。2016年度に井の頭キャンパスが開設し、八王子キャンパスから保健学部生が移動してくることもあり、学生達の医療現場でのボランティア活動をより活性化させていきたいと考えています。ぜひ、皆さんのお力添えをいただきたいと思います」と今後の展望が語られました。
 続いて、ボランティア会長の片倉幾久子さんから、「長年、ボランティア活動を続けていますが、図書室でブックポストに返却の本と共に患者さんからお礼の言葉を綴ったメモが投函されていた時は、心からボランティア活動をしていてよかったと思いました。これからも当院で活動を続けていきたいと思います」と抱負が述べられました。
 外来案内ボランティア代表の高橋景一さんは、「私が現在会長を務める三鷹市老人クラブ連合会と杏林大学病院が2010年にボランティアの協定を結んで以来、活動をしています。始めは挨拶に反応のなかった患者さんから笑顔をもらえるようになると『信頼関係が築けてきたのかな』と嬉しい気持ちになります。皆さんが気持ち良くボランティア活動ができるよう、協力していきたいです」と話しました。
 このあと平成26年度の活動報告があり、活動員から患者支援に関する提案や日頃の活動について意見交換が行われました。
 最後に、吉野委員長からボランティア活動員の方々へ感謝状と記念品が贈られ、総会は終了しました。

右:ボランティア会長片倉さん
左:外来案内ボランティア代表高橋さん