病院・診療科について近隣の皆様へ災害対応訓練でのヘリポート使用についてお知らせ

作成日時 2015年06月16日


 首都直下型地震を想定した平成27年度自衛隊統合防災演習が、都内各地の災害拠点病院と連携して実施されます。
 訓練は、足立区舎人(とねり)公園を医療救護活動拠点とし、ヘリコプターでの患者搬送訓練として、当院ヘリポート(第3病棟屋上)の使用が以下のとおり予定されています。
 ヘリコプター離発着に伴う騒音や振動等で、近隣の皆さまにはご迷惑をお掛けすることもあるかと思いますが、有事に備えた災害拠点病院の機能強化・維持のため、ご理解とご協力の程を何卒よろしくお願い申し上げます。

《患者ヘリコプター搬送訓練日時》

【訓練1】平成27年6月17日(水)14:50頃          
【訓練2】平成27年6月30日(火)(1)13:50頃 (2)14:50頃
     ※訓練2のみヘリコプター2機の離発着を予定しています。
     ※訓練2の雨天時予備日 平成27年7月1日(水)14:50頃

『当院の救急・災害医療の役割』
 杏林大学医学部付属病院は、三鷹市唯一の災害拠点病院として、多摩地区や東京都内全域の救急・災害医療を支える責務を負っています。特に大きな災害では、その果たすべき役割が大きくなるため、当院では大規模災害の発生に備えて日頃から準備や訓練を行っています。
 近い将来の発生が危惧されている首都直下型地震や南海・東南海地震では、交通網の寸断から多くの病院が孤立し、医療資源が枯渇することも想定されます。東日本大震災の教訓から、このような事態には、ヘリコプターによる物資輸送や患者搬送が絶大な効果を挙げることがわかっています。このことは災害拠点病院の機能維持に大きな役割を果たし、地域に必要な医療資源を確保するとともに、近隣病院で対応しきれない傷病者の受入れや、重症者の域外搬送(より被害が少ない地域の病院への搬送)等にも対応します。

平成27年6月16日
病院長 岩下 光利