地域包括ケア病棟

地域包括ケア病棟の特長とケアについて

 地域包括ケア病棟は地域と医療をつなぐ架け橋として運用される病棟です。急性期医療が終了した後、すぐに退院して在宅や施設へ戻ることに不安がある患者さんに対し、在宅復帰等に向けた医療、看護、リハビリを行う病棟です。心身の回復を目指し、医師、看護師、病棟専従のリハビリ科のセラピストらにより、在宅復帰等にむけてみんなで支援していきます。また、病棟専任の医療ソーシャルワーカーが退院支援および退院後のケアのサポートをお手伝いさせていただきます。地域包括ケア病棟入院中に病状が変化し、集中的治療が必要と判断された場合には、一般病棟に転棟して、必要な治療を提供することもできるシステムになっておりますので、ご安心ください。
 なお、地域包括ケア病棟の特色の1つに、院外から当病棟への受け入れの流れがあります。院外とは、在宅や施設のことです。対象の患者さんは、本来なら積極的な入院を勧めませんが、1)症状が悪化する前に念のため、2)予防的に早期にケアが必要、などで入院の希望がある方です。このように多様性があり地域に根付いた病棟です。ぜひ、積極的に活用していただければ幸いです。

地域包括ケア病棟 総括病棟医長