お知らせ
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新しい図書館システムの運用開始
図書館長 神谷茂


 杏林大学図書館は、新しい図書館システム『iLiswave-J(富士通)』を導入し、この程運用を開始しました。これにより学内にある3つの図書館の所蔵資料のデータベース化を推進するとともに、学内外のデータベースとのリンクを向上させ、教育・研究・学習・診療を支援する学術情報サービスを提供していきます。

■多言語システムを採用
 新しいシステムでは、日本語、英語の資料だけでなく、中国語や韓国語などの資料についてもネイティブの言葉で検索・結果が表示できる多言語システムが採用されています。これにより2006年4月以降に受け入れる多言語システムに対応した言語の資料については、ネイティブの言葉で検索・結果が表示できるようになります。このサービスは、とくに外国語学部や別科日本語研修課程の学生の資料検索に威力を発揮してくれるものと期待しています。

■個人ポータル・サービス
 新システムでは、My Libraryと呼ばれる個人ポータルサービスを提供します。これは、図書館のサービス情報や学術情報へのリンクを個人単位で登録・利用できるものです。学外からのアクセスも可能なので、どこにいても同じ学術情報の環境を使うことができます。

■新相互貸借システム
 新システムでは、PubMed、医中誌Webというデータベースを検索した結果、必要とする文献について所蔵を確認し、所蔵のないものについては、オンラインで相互貸借の申し込みができるようになります(現在準備中)。これまで図書館では、相互貸借の申し込みは、基本的にはカウンターで受け付けていました。しかしこれからは図書館には来なくても申し込みいただけます。PubMedなら自宅からの検索・相互貸借の申し込みが可能になります。将来的には、医中誌Webについても、自宅から検索・相互貸借の申し込みを可能にする予定です。

 杏林大学の所蔵資料数は約75万件あり、大学図書館の中でも中〜大型の規模に属します。さらに近年は学術情報の電子化が進み、利用できる資料は飛躍的に増えています。このような状況下では、利用者がいかに効率よく必要とする資料を見つけ出し、辿りつけるかということが、図書館の重大な使命のひとつにあるといえます。新システム導入を機に、その使命を果たすべく、サービスの向上を図る所存です。
みなさまのご支援をよろしくお願いいたします。



2006.6.29