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外国語学部1・2年生を対象に「キャリアシンポジウム」を開催
 

 外国語学部では、3学科6コースを卒業後、それぞれの業界で活躍している卒業生をパネリストに迎え、現在の仕事の内容などを1、2年生に語ってもらう「キャリアシンポジウム」を、1月13日(土)午後1時30分から八王子キャンパスで開催しました。
 外国語学部では、「出口の見える教育」の一環として、1年次より大学卒業後の就職を見据えた様々な技能や知識を学ぶ「キャリア指導」という授業を設置し、常に「働くこと」とはいかなるものかについて指導しています。

 今回のシンポジウムは外国語学部を卒業した先輩の話を聞くことにより、1年間の「キャリア指導」の授業を通じて各自が考えてきた「働くこと」の意義をさらに深く見つめなおすことと、1年次という早い段階で就業意識を持つことの総まとめの授業と位置づけ、企画・実施しました。
 シンポジウムに先立ち、鳥尾克二外国語学部長は1年生に対して、将来を見据えながら外国語学部で学ぶ姿勢を持ち続けて欲しいというメッセージを送りました。

 パネリストの卒業生は、都内公立中学校英語科教諭、通訳・翻訳者、東京税関職員、日本語教師、民間企業の海外事業担当者、大手ホテルのホテルマンとして活躍されている皆さんで、仕事や学生時代のことなどについて在学生に熱く語ってもらいました。

 6名の方が共通して在学生に送ったメッセージは、在学中に自分自身の目標を持ちながら様々な資格を取るために一生懸命努力したり、固定概念にとらわれず常に自分の可能性を高めるためにチャレンジし続けることで、希望する業界への就職ができ、さらには就職した後も活躍することができるということでした。
 シンポジウムの最後にコーディネーターの原田範行教授より、常に問題意識を持って外国語学部で学んでいってもらいたい。そして、教職員全員が応援しているというメッセージが1・2年生に送られ、シンポジウムは盛況のうちに締めくくられました。
 このシンポジウムは1年生全員が参加したこともあり、満員の教室で、在学生は活躍する先輩方へ熱い眼差しを送っていました。3時間という時間があっという間に過ぎてしまうほど有意義であったということは、以下の学生の感想文からうかがい知ることができるでしょう。
(文責:外国語学部教授 原田範行、専任講師 倉林秀男)


≪学生の感想≫
東アジア言語学科 古賀かなこ

 お話いただいた先輩方は、在学中に凄い努力をしていたことがわかり、その結果立派な社会人として就職することができたのだと思います。やはり私も資格を取れるように在学中に勉強をがんばらないといけないと思いました。
 私は中国語を活かした仕事に就きたいと思っています。3セメスターでの中国への留学が決まっており、帰国後の4セメスター時には中国語検定試験に挑戦したいと思います。やはり仕事に就いてからは忙しくあまり勉強する時間がないそうなので、学生であるこの時間をムダにしないようにしていこうと思いました。

応用コミュニケーション学科 逸見 つばさ

 外国語学部の卒業生の方々の話を聞いて、自分が今行っている学習や、大学生活の過ごし方では駄目だと思いました。
 卒業生の方々の話は、自分のこれからの将来についても参考になりました。一つの仕事でも、様々な作業を行うということがわかりました。2年生になってからは、1年生のときのようなゆったりしすぎた生活をせず、様々な検定試験や資格取得に向けて挑戦していこうと思います。

英語学科 荒井 絵莉

 このような形で先輩方に直接仕事についてお話を伺う機会は今までになかったので、とてもよい経験でした。
 自分のやりたい仕事や納得のいく職業に就くためには、3年生や4年生になってからの就職活動だけでは足らないということが現実なのだと思いました。
 まだ将来の目標がはっきりしていないので、幅広い分野に目を向けて資格やTOEICの勉強などを一生懸命頑張っていこうと思いました。これから少しずつ、様々な企業について調べていき、自分のやりたいことを明確にしていきたいです。思い切り勉強できる最後の時間が今だということをしっかり認識し、計画性のある大学生活を送ろうと思いました。

東アジア言語学科 富田 彩夏

 先輩方のお話を聞いて、一番思ったことは視野を広く持つということでした。一つのことを集中的に学ぶことも大事だと思いますが、今できるときに様々なことを経験し、学ぶことも必要なのだと感じました。
 留学や、いろいろな資格取得などを通じて今のうちにできる限りのことをしたいと思います。目標を明確にすることも大事だと感じました。将来やりたいことをするために具体的にどういった道を進めばいいのかを今のうちに調べたいと思います。
 私は、日本語教師になりたいと考えているので、日本語教師の先輩の話が大変参考になりました。文章能力検定試験や日本語教師能力試験も始めていこうと決意しました。

応用コミュニケーション学科 八島 悠

 色々な職業があるのだなあと思いました。先輩方の話を伺い、資格を取ることは良いと思いました。どんな仕事に就きたいかをまだはっきり決めておらず悩んでいたので、資格を取ることを最初の目標として勉強をしようと決めました。
 今、自分にできること、また、しなくてはならないことをしっかり達成できるように、将来の仕事のこともそうですが、しっかり勉強をして身につけることがたくさんあるということに気がつきました。

英語学科 丸山 友美

 6名の卒業生の方を聞いてとてもためになりました。特に、"学生時代にしておくべきこと"の話はとても考えさせられました。
 今の私は将来の目標があるにも関わらず、特に何もしていないのに対し、卒業生の方々は1年生の頃から、色々な資格習得のための勉強をしたり、海外留学の計画を立てたりなどと努力していて、同じ年の大学生として考え直すべきだと痛感しました。また、6名の方々は皆仕事が違うが、自分自身の職業についての知識だけではなく、色々な分野に目を向けることが大切だとおっしゃっていたので、私もこれから色々な分野に視野を広げていこうと思いました。今日の話を大切に、これからの学生生活、就職活動に活かしていきたいと思います。

2007.1.18
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