がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン

保健学研究科「がん患者コーディネーター養成コース」修了報告

がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン事業の一つとして、本学大学院保健学研究科では「がん看護専門看護師養成コース」「がん患者コーディネーター養成コース(インテンシブコース)」が設置されています。そのうち、「がん患者コーディネーター養成コース(インテンシブコース)」が9月21日から3ヶ月間のプログラム 全20回の講義(演習含む)を終え12月14日に終了しました。

2年目を迎えたこのコースでは、がん患者さんの症状マネジメントに必要な知識や技術、病院から在宅へ移行するためのコーディネート学習などが学べるように更に充実したプログラムが組まれ、今年度は15名が受講しました。(看護師(杏林)7名・看護師(他施設)2名・大学教員3名(連携校2名・他校1名)・保健学研究科大学院生3名)

がん医療に従事する看護師の方々に対し、「がん看護を学び、短期間にがん医療とその看護、並びに地域連携を推進する基礎的知識を習得し、がん患者に対し質の高い看護が実践出来るようになる事」という到達目標のもと、本事業責任者である古瀬純司教授の腫瘍学総論の講義、本プラン保健学研究科代表 中島恵美子教授の講義の他、がん看護にまつわるスペシャリストの方々により講義・演習を受け、最終日には受講生からの事例提供を受け、事例検討を実施し、今後のがん看護のあり方も含め意見交換を行いました。

本年度においてもリンパ浮腫緩和に対するリンパマッサージの技術演習やコーディネーションスキルを学ぶための体験学習は特に受講生から大変好評でした。自己啓発の為に参加された方が多く、受講生にとって有意義で、大変学びの深い時間となりました。本コースは次年度も開講致しますので、がん看護に興味のある方は是非ご参加下さい。

― 杏林大学は、東京女子医科大学、帝京大学、駒澤大学と共同で向こう5年間かけて推進する文部科学省 先進的医療イノベーション人材養成事業「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」に「都市型がん医療連携を担う人材の実績的教育プログラム」を申請し、平成24年度採択されました ―