がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン

医学研究科 「臨床試験コーディネーター養成(インテンシブ)コース」修了報告

がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン事業の一つとして、本学大学院医学研究科では「都市型地域医療専門医養成コース」、「臨床試験研究者養成コース」、「臨床試験コーディネーター養成(インテンシブ)コース」を平成25年4月に設置し、そのうち「臨床試験コーディネーター養成(インテンシブ)コース」が4月4日から半年間のプログラム、全21回の講義を9月19日に終了しました。

医師・薬剤師・看護師・検査技師・放射線技師・事務職員の方々に対し、がん治療、がん薬物療法、臨床試験に関する基礎的な知識を、短期間に修得出来るコースとして募集をしたところ、2年目となる今年度は特別聴講生として33名が受講されました。(医師3名・看護師12名・検査技師4名・放射線技師1名・医局秘書4名・実験助手1名・事務3名・治験コーディネーター5名)
 「高度ながん医療、がん研究等を実践できる優れたがん専門医療人を育成し、わが国のがん医療の向上を推進する」という目的のもと、本事業責任者である古瀬純司教授の腫瘍内科学総論の講義に始まり、がんの病理学、精神腫瘍学、医療統計学、薬物療法学、治験・臨床試験関係、緩和治療学、医療経済学に加え、本年度は昨年度の聴講生のリクエストにより、今年は乳がん治療の多様性と最適化、前立腺がんの個別化医療、女性性器がんについて等の講義が増えました。このような充実したカリキュラムにより、短期間に幅広い専門領域を学んでいただけたと考えています。

平成25年5月から筑波大学e-learningクラウドに参画し、希望者には臨床試験コーディネーター養成コースの講義内容を確認できる他、他校のがんプロ関連講義も聴講出来るようになっております。

自己啓発の為に参加された方が多く、アンケートでは「半年間とても勉強になりました、是非今後の仕事に役立てていきたい」等のご意見を多く頂き、有意義で学びの深い時間となりました。 

本コースは次年度も開講致しますので、興味のある方は是非ご参加下さい。