がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン

平成27年度 保健学研究科 「がん患者コーディネーター養成(インテンシブ)コース」修了報告

がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン事業の一つとして、本学大学院保健学研究科では「がん看護専門看護師養成コース」「がん患者コーディネーター養成コース(インテンシブコース)」が設置されています。そのうち、「がん患者コーディネーター養成コース(インテンシブコース)」が9月19日から約3ヶ月間のプログラム 全23講義(演習含む)を終え、最終日である12月11日の講義終了後、本プラン保健学研究科代表 中島恵美子教授より全員に修了証が手渡されました。

本コースも4年目となり、様々な病院や施設から32名の方が受講され、過去最も多い人数となりました。プログラムは、がん患者さんの症状マネジメントに必要な知識や技術、病院から在宅へ移行するために必要なコーディネートが学べるようにと構成しており、本事業コーディネーターである古瀬純司教授の講義からスタートし、中島恵美子教授ならびにがん看護にまつわるスペシャリストによる講義・演習が行われました。受講生の方々は、勤務をしながらも熱心に出席されており、交流や意見交換なども活発に行われ、学ぶことへの意識の高さを感じました。

本年度もリンパ浮腫緩和に対するリンパマッサージの技術演習や、コーディネーションスキルを学ぶための演習は大変好評で、受講生からは学んだことを自分の中にしっかり落とし込み、まずは自分が実践して周囲にフィードバックしていきたいなどの感想が寄せられました。約3ヶ月間という短い期間でしたが、その間に学んだ知識をすぐ実践したりと、受講生にとって非常に有意義で、新たな発見のある時間となったようです。本コースは次年度で最後となりますが、がん看護に興味のある方は是非ご参加下さい。

― 杏林大学は、東京女子医科大学、帝京大学、駒澤大学と共同で向こう5年間かけて推進する文部科学省 先進的医療イノベーション人材養成事業「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」に「都市型がん医療連携を担う人材の実績的教育プログラム」を申請し、平成24年度採択されました ―