従来の医療救護班は、災害が発生してもすぐには行動せず、現場からの要請を待って出動し、安全な救護所において、患者さんの応急処置等にあたりました。しかし、一人でも多くの命を救うためには、災害発生直後に、専門的なトレーニングを受けた医師や看護師が医療資器材を携えて現場に急行し、その場で救命処置などを行ったり、さらに高度な治療が行えるように災害被害地域の外へ搬送することが必要です。このような考え方に基づき、平成16年8月、東京DMAT(Disaster
Medical Assistance Team)が設立されました。