日時:平成20年10月24日(金) 18:30-20:00
会場:調布市文化会館たづくり 映像シアター(定員100人)
最近、「異文化理解」ということばをよく目にします。でも「異文化を理解する」というのは、どういうことなのでしょう?
地球の上にあるさまざまな風俗習慣を書きならべた本を読んで勉強しても、異文化理解はできません。いろいろな場所に旅をして、ギリギリの状況におかれ、自分の日常生活ではとてもできないようなことを「してしまった!」とき、人は初めて、異文化を理解し、同時に自分が生まれそだった「文化」がどのようなものであったのかをはじめて知るのです。
この講演では、わたしがさんざん苦労させられてきた世界各地のトイレでの体験を通して「異文化理解」というもの、さらに「文化」というものの本質にせまります。
●講師略歴●
北海道生まれ。
早稲田大学教育学部で地理と歴史を専攻し、卒業後しばらく高校教諭をつとめる。その後、青年海外協力隊に参加し、日本語教師として中国、ポーランドで暮らす。帰国後、東京学芸大学大学院教育学研究科で文化人類学を、また、杏林大学大学院国際協力研究科と早稲田大学大学院日本語教育研究科で日本語教育を学ぶ。
現在、杏林大学外国語学部で、日本語教育(日本語教授法)と社会言語学、および異文化理解とコミュニケーション関連の授業を担当。
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