日時:平成22年12月11日(土) 13:30−15:00
会場:八王子市学園都市センター・イベントホール 【定員 216名】
○講演概要
2008年夏、リーマン・ショックに直撃され石油の値段が下落し、産油国ロシアの経済が大打撃を被った。国内政治面では、イスラム武装勢力がロシア南部などでテロを活発化させており、2014年のソチ冬季オリンピック開催時の安全確保が危ぶまれている。外交面では中国が台頭し、ロシアは憂慮している。こうした情勢に直面し、プーチン・メドヴェージェフ・タンデム政権はどのように対処しようとしているのか。講演では隣国ロシアの苦悩について分析するとともに、北方領土問題についても触れる。
○講師略歴
慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。フルブライト奨学金全額給費生としてコロンビア大学大学院政治学部博士課程留学。同課程修了(Ph.D.取得)。
1986年、杏林大学社会科学部に着任。1993年、同学部教授に昇進。北海道大学スラブ研究センター客員教授歴任。現在、杏林大学大学院国際協力研究科兼総合政策学部教授。 ロシア東欧学会理事。
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