中竹 俊彦
リンパ球を追う(シリーズ200)リンパ球の世界(II)‐リンパ球の本質に迫る‐2−9.核小体形成体:NORとは?
リンパ球の世界(II)
‐リンパ球の本質に迫る‐
2−9.核小体形成体:NORとは?
杏林大学 保健学部 臨床血液学 中竹 俊彦
この解説の最後に、骨髄標本におけるNOR染色像のいくつかをこの「リンパ球の世界‐リンパ球を追う‐」というシリーズの最後(シリーズ500)のページへ提示していますので、御参照ください。赤芽球系、骨髄のリンパ球、巨核球における所見などをみると、NORの動態が核の倍数性増加とも関連して、なかなか興味深い様相を呈しています。
多発性骨髄腫では形質細胞の核小体(ここでいう、NOR)の所見が増悪期に目立ってくるという経緯もあって、今後も血液形態学で利用できる方法がまだまだ様々に想像できます。
染色法についての解説は、病理領域での応用が早かった関係で、古谷津 純一:AgNORs染色.新染色法のすべて(Medical Technology,224p,1999.医歯薬出版)を参考にするとよいでしょう。(この項、終り)
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体裁
B5版(本文 305頁)
目次(序論・1〜24まで9頁)
索引(欧文A〜Z 2頁、和文索引19頁 合計21頁)
(頒布いたします)
入手方法の問い合わせ(nakatake@kdt.biglobe.ne.jp)半角アットマークで可能です。